初めて通ったレディースクリニックで“甲状腺刺激ホルモン”の値が高いということがわかり、甲状腺疾患を専門に診ている有名な病院を紹介してもらいました。
この病院に行けばとりあえず大丈夫でしょう、と軽い気持ちで通い始めたあん子。けれどもここで自分が“不妊治療”をしていることをしっかり自覚することになるのです。
この病院での検査の内容や結果を書いていこうと思います。
専門病院での検査
初診なので、医師の指定はなく若い男性の先生に診察をしてもらいました。紹介状を見てもらい、今日の検査の方法を教えてもらいました。
紹介状には“不妊治療のために~”という文章が書かれているのが見えました。
ヘラヘラと言われるがままに受診しに来ていましたが、その“不妊治療”という文字にハッとさせられました。こうやって病院に来ていることも不妊治療と呼ぶのか。まだ自分たちが“不妊”の状態であると自覚していなかったし、まさか自分が不妊治療をすることになるなんて、と何だか少しショックを受けたのを覚えています。
医師からの問診では「最近イソジンを使ってうがいをしませんでしたか?」や「わかめや昆布などの海藻類をたくさん摂取していませんでしたか?」等と聞かれました。
イソジンや海藻類などには“ヨード”というものが含まれており、甲状腺に基礎疾患があるとヨード摂取により甲状腺機能に変動をきたすことがあるそうです。
あん子は過剰に摂取していることはなかったので、特に指摘はされませんでした。
今回は血液検査、喉のエコー(その辺りに甲状腺があるため)をすることになりました。
まずは血液検査から。
採血の検査は院内ですべて行っているようで、1時間後には結果が出るとのことでした。
次はエコーの検査です。この検査はあん子は初診でしか行っていません。
少し暗めの個室に案内され、背もたれが斜めに倒された椅子に座って順番を待ちます。薄暗くて、寝転がる。あとひざ掛けでもあれば待っている間に十分眠れそう…
看護師さんが来ると、喉に機械を当ててエコーで左右の甲状腺を確認し始めました。
腫瘍や腫れなどの異常は何も確認されず、無事終了。やれやれです。
検査結果
検査結果はその日の内に聞くことができました。その時の血液検査の結果です。
検査項目がめちゃくちゃ多くてびっくり!その中で値が高いと言われたのが“TSH”と書かれた甲状腺刺激ホルモンの値です。上限値が5.000という値なのに、あん子の値が6.485。少し高いですね。
この結果を見て医師から一言。
「あー、この値だと子ども出来にくいね。出来てもこのままだと流産するよ!!」
いや、そんなズバッと大きな声で言わなくても。あん子自身驚いてギョッとしていると、心配してついて来てくれた母も隣でギョッとしていました。全く同じ表情だったでしょうね。驚きで「え?え?!」しか言えなかったあん子。説明は続きます。
あん子は標準より、甲状腺の大きさが少し小さいらしくそれも関係していると。甲状腺ホルモンが低下しているため、脳下垂体が必死に甲状腺刺激ホルモン(TSH)を分泌して、甲状腺ホルモン値を正常に保っている状態のようです。
日常生活をする上では何ともない結果の様ですが、妊娠を希望するのであれば“チラージンS”という飲み薬で甲状腺刺激ホルモンの値を下げる必要がある。薬は副作用は全くない。と説明されました。
あん子は、“甲状腺機能低下症”と診断されました。薬を飲めば大丈夫という言葉にほっとして、診察室を後にしました。ズバズバ言って、勢いもあって少し怖い先生だったけれども分かりやすく説明をしてもらいました。
まとめ
今回は検査や二回の診察、待ち時間などで丸一日かかりました。
今回の検査で「子どもがなかなか出来なかったのは、もしかしたらあん子の“甲状腺機能低下症”が原因なのかもしれない。薬をきちんと飲んで、タイミング方で様子を見よう。」ということになりました。
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