夫婦で妊活!精索静脈瘤の手術について【おもち】

精液所見が悪い原因の一つとして、精索静脈瘤があることが分かりました。子供を望むのであれば治療は必須で、お医者さんと相談して手術を受けることに。今回はその時のことを経験を交えて書いて行こうと思います。

 

手術の方法と入院期間(日帰り?泊まり?)

手術の方法はいくつかある様ですが、僕の受けた手術は「顕微鏡下左内精静脈低位結紮術」という方法で、日帰りと泊りを選択できました。僕は泊りを選択し、前泊も含めると2泊しました。

一応2cmほど切開するので、それなりに痛みも有って仕事も休むだろうと思ったので泊りにしました。先生も似た理由から泊りを勧めていました。

 

手術を受けるまでにすること

手術を受けるまでに、入院・手術の手続きを除いて、「事前検査」と「毛の処理」を行います。事前検査は全身麻酔を行うための検査で、主な内容は以下です(ほかにもあったかもしれないです…)

  1. 事前検査
    • 血液検査…会社等で受ける健康診断の血液検査よりも細かい検査を行います。採血自体は同じ様な感じだったと思います。
    • 心電図
    • 胸部レントゲン
    • 排気量分画測定
  2. 毛の処理…切開する箇所の毛を剃ります。僕の場合は精索静脈瘤が左だけだったので、陰毛の左半分を剃りました。不思議な見た目になったのはご想像の通り、、、笑。

 

手術・手術後の痛み

手術は顕微鏡下左内精静脈低位結紮術の場合、「鼠径部に約2cmの皮膚切開をし、精索を確保した後、精菅及びその血管、精菅の動脈を温存し怒張した静脈のみ結紮し、切断する」というものです。

泊り手術の場合は全身麻酔で手術を行い、2時間ほどで手術完了です(日帰り手術の場合は半身麻酔で行うという説明だったと思います)

僕は初めての全身麻酔手術だったので、少し不安感はありましたが麻酔を入れてもらって数秒したら意識がなくなり、意識が戻った時には手術が終わっていました。なので、始まってしまえば不安になる暇もなく無事に終わっていると思います。先生を信じましょう!

手術後は3時間ほどはベッドの上で安静にしておきます。このときの痛みは切開した箇所が「少し痛い程度」で変に動かさなければ問題なく我慢できるレベルです。ただし、人によっては稀に手術後に睾丸の痛みがでる場合がある様です。

 

手術の費用

手術の費用は事前の検査、入院、食事、手術、証明書(保険会社に送付用)諸々込みで¥72,000。手術の相場はあまりわかりませんが、安く感じました。

  • 保険適用なので自己負担額が上記の金額です(2018年4月から保険適用になったみたいです)
  • 僕の場合は保険適用できましたが、保険会社によると思うので事前に確認しておきましょう。
  • 住んでいるところによっては補助がでる可能性もあるので、こちらも事前に確認しておきましょう。

 

手術の効果

精子は作られるのに2〜3ヶ月ほどかかると言われており、手術してすぐに効果がある訳ではありません。処方された薬(漢方とビタミン剤)を服用しつつ、3ヶ月後に精液検査を行いました。

結果は以下です。見てわかる通り劇的に改善。先生曰く、精索静脈瘤のグレードが高い(症状が重い)方が改善の幅も大きいとのことでした。

項目 正常値 手術前 手術後
精液量[ml] 2.0以上 2.8 3.3
精子濃度[100万/ml] 40以上 6.2 54
運動率[%] 50以上 20.6 41.3
直進性 0.3以上 0.16 0.54
高速運動精子濃度[100万/ml] 10以上 4.8
高速前進運動精子[%] 25以上 1.3 9.0
良好運動精子数[100万/ml] 10以上 16.0
直線速度[μm/s] 20 17.4

 

さいごに

手術の効果は絶大だったものの、精液初見としては「不良」の部類で、継続して薬の治療をしていく必要があり、妊活の道はまだまだ続きます。次回はその後の経過を書いて行こうと思います。

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